【MTG】引きこもりがちのシャルム【EDH/統率者戦】
どうも、中西です。
特にこれといった理由はないのですが、自分のEDHのデッキを紹介したくなったので記事を書くことにしました。
身内でお遊び程度でやっているフォーマットなのでわけわからない構築をしていますが、自分ではこれが気に入っているので紹介してみようかなって思いました。
デッキレシピの紹介をしてから細かい所の解説をしていこうと思います。
○デッキレシピ
・統率者
覇者シャルム
・クリーチャー 17枚
オーリオックのチャンピオン
血の芸術家
ズーラポートの殺し屋
悪意の大梟
異端聖戦士、サリア
湖に潜む物、エムリー
呪文探求者
戦利品の魔道士
粗石の魔道士
真面目な身代わり
練達の変成者
発明の領事、パディーム
最高工匠卿、ウルザ
アウグスティン四世大判事
ファイレクシアの変形者
聖別されたスフィンクス
真実の解体者、コジレック
・ソーサリー 13枚
思案
定業
真実の視認
悪魔の教示者
骨読み
痛ましい教訓
審判の日
神の怒り
魔性の教示者
至高の評決
闇の誓願
物読み
時のらせん
・インスタント 19枚
吸血の教示者
流刑への道
剣を鍬に
悟りの教示者
神秘の教示者
渦まく知識
選択
解呪
サイクロンの裂け目
否認
マナ漏出
衝動
時間の把握
予知
対抗呪文
苦痛の破棄
否定の力
意志の力
時を超えた探索
・エンチャント 1枚
リスティックの研究
・プレインズウォーカー 1枚
求道者テゼレット
・アーティファクト 18枚
睡蓮の花びら
魔力の墓所
師範の占い独楽
太陽の指輪
魔力の櫃
飛行機械の鋳造所
時の篩
弱者の剣
巻物棚
統率者の宝球
彫り込み鋼
彩色の灯篭
ダークスティールの鋳塊
スランの発電機
霊気貯蔵器
金粉の睡蓮
ボーラスの城塞
魔法の鏡
・土地 30枚
発明博覧会
聖遺の塔
ダークスティールの城塞
古えの墳墓
汚染された三角州
吹きさらしの荒野
血染めのぬかるみ
溢れかえる岸辺
島
沼
平地
ボジューカの沼
孤立した礼拝堂
神無き祭殿
静寂の神殿
コイロスの洞窟
水没した地下墓地
湿った墓
変遷の泉
欺瞞の神殿
地底の大河
雲海
啓蒙の神殿
雨雲の迷路
氷河の城塞
神聖なる泉
アダーカー荒原
風変わりな果樹園
産業の塔
統率の塔
○このデッキの目指す勝利方法
3つの無限ループが搭載されており、そのうちのどれかを目指して通すのがこのデッキの勝利方法です。
1つ目は統率者・覇者シャルムの無限リアニメイトによる無限バーン(シャルムループ)
2つ目はウルザを組み込んだソプターコンボによる無限マナで他の無限ループを発生させるもの
3つ目はボーラスの城塞+師範の占い独楽+霊気貯蔵器による無限ドロー・無限バーンを引き起こす無限ループ(独楽ループ)
以上3つの無限ループのうちどれかを完成させ勝利を目指します。
ソプターコンボは他2つの無限ループを発生させる物なので、最終的に揃う無限ループは『シャルムループ』か『独楽ループ』のどちらかになります。
○シャルムループ
レジェンドルールの『同名の伝説パーマネントは自分の戦場につき1枚しか存在できない』を利用した無限ループです。
覇者シャルムがすでに自分の戦場にいる状態で、ファイレクシアの変形者もしくは彫り込み鋼を覇者シャルムのコピーとして戦場にだすと、自分の戦場に覇者シャルムが二体存在することになり片方をレジェンドルールにより生贄に捧げなければなりません。
この生贄は覇者シャルムのCIP能力の解決より先に行われるので、生贄に捧げられたシャルム或いはシャルムとなるコピーアーティファクトを無限に死亡と蘇生を繰り返します。
シャルムAが戦場にいる状態でシャルムBをだす
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シャルムBの能力解決の前にレジェンドルールを適用する
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ルール処理でシャルムAを生贄に捧げる
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処理後に能力解決をしシャルムAを戦場に戻す
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以降シャルムAとシャルムBが交互に死亡と蘇生を無限に繰り返す
無限ループにより永遠に死亡処理を行うので、ズーラポートの殺し屋か血の芸術家が戦場にいると無限バーンが発生し、その間に妨害が入らなければ勝利となります。
統率者自身が無限ループのパーツになっているため、実質的に揃えるに行くのは2枚のカードで良いのがこの無限ループの魅力です。
○ソプターコンボ
飛行機械の鋳造所と弱者の剣を用いたソプターコンボは以前からありましたが、モダンホライゾンでウルザが追加され無限ループへと昇華したものです。
無限トークン+無限ライフになるだけでなく、デッキの中の全ての呪文を唱えることができるので、このコンボ自体は対戦相手に直接何かをするものではありませんが、勝利へと直結する動きになります。
○独楽ループ
師範の占い独楽のタップ起動効果をボーラスの城塞と霊気貯蔵器を一緒に用いて無限に行い、無限ドローと大量ライフゲインを行い霊気貯蔵器の50点支払う起動効果で対戦相手のライフを0にするものです。
このコンボの魅力はアーティファクトのみで行なっておりパーツを集めやすいという点ですが、何よりボーラスの城塞一枚から他のパーツ全てを揃えに行く事が可能という点です。
EDHでは初期ライフが通常の倍の40あるお陰でボーラスの城塞の効果を十分に使うことができ、山札の上に置く各種教示者との相性も最高に良く、マナソースをアーティファクトに頼ってるため土地の枚数が少なめになっているため止まりにくく、このデッキで1番勝利に近いコンボです。
単純にボーラスの城塞+師範の占い独楽だけのコンボでも他のコンボパーツが揃う可能性があるので、シャルム以上にこのデッキの中核を担っているかもしれません。
その分置いた時のヘイトの溜まり方は異常で、優先的にボーラスの城塞を除去されたり、止まった時の返しのターンで狙われるなどするので、なるべく置いたターンに決着が着くようにデッキトップを操作できるカードも用意しておくと安心できます。
○拘りポイントだったりの解説
僕のは交流戦には出ないで身内戦のみってのもありますが、覇者シャルムで調べるとクリーチャーが10枚以下だったりで僕の構築は普通の覇者シャルムに比べるとかなりおかしな構築をしてます。
ですが、根本としてEDHは『ゲームを楽しむフォーマット』なので構築はMTGの全フォーマットで最も自由だと思いますし、そこがEDHの魅力だと思ってます。
明らかにこれ要らないよね?みたいなカードもたまに入ってたり、お遊びいって言ってるのに何で入ってるの?みたいなカードがありますが、そういったカードだったりの解説をしていきます。
・時の篩
モダンのソプターコンボでは無限トークン発生後に無限に追加ターンをもらい返しに対戦相手を殴り倒すために必要なカードだったりするんですが、前述で説明した通り、ソプターコンボの成立=他の無限ループの成立なので、このデッキにおいては本来は不必要なカードです。
それでもこのカードを採用している理由は、『フレーバーテキストの主が覇者シャルムだから』です。
MTGそのものを始めてやったのがEDHで、始めに組んだシャルムには思い入れもあり、不必要だと思いながらもこのカードを採用し続けてます。
○ジェイス版のカードたち
これらの全てのカードは元から日本語版を所持していたのですが、ジェイスが格好良くて好きなので、Signature Spellbook: Jaceが発売した時にすぐに買い入れ替えました。
○何故か入ってる高額カードたち
これらのカードたちを普通に買おうとしたら相当な金額になりますが(記事を書いている時点での某専門店の価格合計は50600円)、これらのカードたちはMTGをやめる人から安く売ってもらったり、カードショップの所謂オリパから出てきたもの、パックから出てきたもの、他のTCGの大会で貰った商品券で購入したものたちなので、これらのカードたちを揃えるのにかかってるお金はかなり安かったです。
ひょんなことから手に入った一枚だけの高額カードをすぐに使えるのもEDHの魅力です。
○プレリリース版のファイレクシアの変形者
このカードもジェイス版カードたちと同様に元々通常版を所持していたのですが、EDHを始めてしばらく経ったある日、こいつに偶然にも出会いました。
EDHのパーツ買いにいこうとカードショップの特価コーナーを眺めていたらこのプレリ版変形者が見つかり、見つけてすぐは『このカードにもプレリ版があるんだな〜』と思っただけだったのです。
ですが、カードに記入されてあるプレリが行われた日をよく見ると、偶然にもそれは僕の誕生日と同じ日付でした。
当時の僕のデッキはシャルムループ以外の勝利方法がなくファイレクシアの変形者は勝つための必須カードであり、そんなカードに自分の誕生日と同じ日付が刻まれている事に運命を感じたので即購入しました。
記事タイトルにある通り今は他のループの方が早く揃ってしまいシャルムは統率者領域に引きこもりがち、たまに出たと思ったら破壊されたボーラスの城塞だったり霊気貯蔵器を墓地から釣るだけだったりするんですが、ファイレクシアの変形者はループ以外にも相手の戦場にあるクリーチャーになったりで活躍してくれてるので、このデッキでシャルム以上にお気に入りのカードです。
以上で今回は終わりです。
カードショップのフリースペースも完全にとはいかなくとも解放されつつあり、遊ぶ機会も増え、ツイッターのフォロワーの方で新しくEDHを始めるという人もチラホラ見かけるようになったので、思いつきで今回の記事を書きました。
これを機にEDHを始めよう!とはならないかもしれませんが、3人以上の多人数戦で遊んでいて非常に楽しいので個人的にMTGのフォーマットで1番好きです。
また機会があればMTGに関する記事を書こうと思うので、その時はまたよろしくお願いします。